生活

エアコン、実は使ってない家がある——訪問先で確かめてますか?

💡 看護への影響ポイント

熱中症対策の全国調査が看護に与える影響は、猛暑の中でもエアコンを持たない・電気代を気にして使わない世帯が一定数存在するとわかった点で、訪問看護師が高齢患者宅の室内環境そのものを毎回確認する必要性が高まるという点です。

ニュースの要約

ウェザーニュースが2026年7月に実施した「熱中症調査2026」(回答約12万9千件)で、エアコンの設定温度は26℃が最多だった一方、「エアコンがない」「ほとんど使わない」と答えた世帯も一定数確認された。

出典: ウェザーニュース(2026-07の報道)元記事を見る ↗

現場に影響するルート

  1. Step 1全国調査で、猛暑の中でもエアコンを持たない・積極的に使わない世帯が一定数確認された(節電志向や機器未保有など理由はさまざま)
  2. Step 2訪問看護師や在宅医療スタッフが高齢患者宅を訪ねると、「エアコンはあるのに電気代を気にして使っていない」「そもそも設置していない」家庭に出会うことが珍しくない
  3. Step 3高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくいとされ、我慢強くエアコンを使わない傾向も指摘されており、訪問時の室温チェックや使用状況への声かけが熱中症予防の重要な入り口になりそう
  4. Final Step電気代への配慮と安全確保のバランスをどう伝えるか、ケアプランや訪問記録に『室内環境の確認』を明記するなど、現場での声かけの工夫が問われている

エアコンの設定温度といえば「26℃」が定番——そんな今年の調査結果を見て、ちょっと安心した人もいるかもしれません。でも、同じ調査にはもう一つ気になるデータが載っていました。

ウェザーニュースが2026年7月に実施した「熱中症調査2026」(延べ回答約12万9千件)によると、エアコンの設定温度は26℃が最多で、湿度や送風を工夫しながら快適性と省エネを両立させている人が多いことがわかりました。その一方で、「エアコンがない」「ほとんど使わない」と答えた人も一定数存在していました。理由は機器を持っていない、あるいは電気代を気にして使用を控えているなど、さまざまです。

この結果、実は訪問看護や在宅医療の現場ではあまり驚くことではないかもしれません。高齢患者さんのお宅を訪ねると、「エアコンはあるけれど電気代がもったいなくて」と、あえて使っていないケースに出会うことは珍しくないからです。高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくいとも言われ、本人が「大丈夫」と言っていても、実際には室温がかなり上がっていることがあります。

だからこそ、訪問時に「エアコン使ってますか?」と聞くだけでなく、実際の室温や設定温度まで一歩踏み込んで確認することが、熱中症予防の入り口になりそうです。特に独居の高齢患者さんの場合、電気代への遠慮から我慢してしまっている可能性を念頭に置いておく必要があります。

ケアプランや訪問記録に「室内環境の確認」という項目を明記しておくと、担当者が変わっても同じ視点でチェックできるようになります。電気代を心配する気持ちに寄り添いながらも、安全を優先してもらえるような伝え方を、現場でひとつずつ工夫していきたいところです。

よくある疑問

Q.この影響を最初に受けるのは誰?

A.在宅で猛暑を過ごす独居高齢者や、電気代を気にしがちな世帯を訪問する訪問看護師・ケアマネジャーが、まず室内環境の実態と向き合うことになります。

Q.現場で今すぐできることは?

A.訪問時に「エアコンは使っていますか」だけでなく、実際の室温や設定温度まで確認する一言を習慣にすると、我慢している患者さんに気づきやすくなります。