物価高でお盆に帰省しない人が増加——離れて暮らす高齢の親、様子を見る機会は?
物価高を背景にお盆休みに帰省しない人が増え、一人暮らしの7割近くが帰省しないというデータもあることが看護に与える影響は、遠方の家族と直接顔を合わせる機会が減ることで高齢の親の体調・生活の変化に気づくタイミングが失われやすくなり、訪問看護師やケアマネジャーが家族の代わりに声かけ・変化への気づきを担う重要性が増すという点です。

ニュースの要約
物価高を背景に、今年のお盆休みに帰省しない人が増えている。アンケート調査では一人暮らしの人の7割近くが帰省しない予定と回答し、近場で過ごしたり、墓参り代行サービス(VRゴーグルでの遠隔参加)を利用したりする動きも広がっている(テレビ朝日、2026年8月10日)。
現場に影響するルート
- Step 1物価高を背景に、お盆休みに帰省しない人が増えている(一人暮らしの人の7割近くが帰省しないというデータも)
- Step 2帰省の代わりに近場で過ごしたり、墓参り代行サービスを利用したりする動きが広がっている
- Step 3遠方の家族と直接顔を合わせる機会が減ることで、離れて暮らす高齢の親の体調・生活の変化に気づくタイミングが失われやすくなる
- Final Step定期的な帰省が『顔を見て変化に気づく』機会になっていた家庭ほど、訪問看護師やケアマネジャーが家族の代わりに声かけ・変化への気づきを担う重要性が増しそう
「今年は帰らないかな」——そんな声が、例年より多く聞かれる夏かもしれません。
物価高を背景に、今年のお盆休みに帰省しない人が増えています。アンケート調査によると、一人暮らしの人の7割近くが「お盆休みに帰省しない」と回答しました。取材では「物価高もあるので、近場で安く、でも楽しめたらいい」といった声が聞かれ、混雑や交通費を避けて近場のスポットで過ごす人の姿が目立っています。中には、墓参りをVRゴーグルで遠隔から確認できる代行サービスを利用する人も出てきているそうです。
このニュース、家計や旅行業界の話に見えますが、見過ごせない側面があります。お盆の帰省は、多くの家庭にとって「離れて暮らす親の顔を実際に見る」貴重な機会でもありました。会話だけでは気づきにくい体重の変化、部屋の片付き具合、歩き方のちょっとした違和感——こうしたものは、直接会って初めて気づけることが少なくありません。
帰省の機会が減れば、こうした「顔を見て気づく」タイミングも失われやすくなります。特に、これまで年に数回の帰省だけが親の様子を確認する機会だった家庭ほど、この空白の影響を受けやすいでしょう。
訪問看護師やケアマネジャーにとっては、こうした家族側の変化を踏まえたうえで、患者さんやご家族への声かけの役割がこれまで以上に重要になりそうです。「最近ご家族とはどれくらい会っていますか」という何気ない一言が、見守りの空白に気づくきっかけになるかもしれません。
よくある疑問
Q.この影響を最初に受けるのは誰?
A.遠方に住む家族が帰省しなくなったことで、これまで年に数回の帰省時に様子を確認されていた独居・高齢の患者さんが、まず影響を受けやすい立場です。
Q.現場で今すぐできることは?
A.訪問時に『ご家族とはどれくらいの頻度で会っていますか』とさりげなく聞いておくと、帰省が減ったことで生じている見守りの空白に早めに気づきやすくなります。