生活

プロテインが2年でほぼ倍値に——フレイル予防のたんぱく質、患者さんに勧めにくくなっていませんか?

💡 看護への影響ポイント

プロテイン製品の値上げ・実質値上げが相次ぎ2年でほぼ倍値になった商品もあることが看護に与える影響は、フレイル予防で有効なたんぱく質補給の選択肢が家計負担で狭まり、高齢の患者さんに代替の食材を具体的に提案する必要性が高まるという点です。

ニュースの要約

たんぱく質補給食品「プロテイン」の原料であるホエイの国際価格が急騰し、明治の主力商品「ザバス」など大手メーカーの製品が相次いで値上げ・実質値上げに踏み切っている。2年間で価格が2倍を超えた商品もある。

出典: 朝日新聞(2026-08-16の報道)元記事を見る ↗

現場に影響するルート

  1. Step 1プロテインの主原料ホエイの国際価格が高騰し、明治「ザバス」など主要製品が相次いで値上げ・実質値上げに踏み切り、2年間で価格が2倍を超えた商品もある
  2. Step 2高齢者のフレイル・サルコペニア予防には日常的なたんぱく質摂取が有効とされ、プロテイン飲料はその手軽な選択肢の一つとして退院指導や生活指導で紹介されてきた
  3. Step 3価格高騰で継続購入のハードルが上がると、費用を理由に摂取をためらう患者さん・家族が増える可能性がある
  4. Final Step看護師・栄養士が退院支援や訪問看護の場で、卵・豆腐・鶏むね肉など身近な食材でたんぱく質を補う具体的な代替案を示す必要性が高まる

「プロテインが2年でほぼ倍値」というニュース、筋トレ好きの話だと思ってスルーした人も多いかもしれません。でも、これは高齢者のフレイル予防にも関わる話です。

プロテインの主原料であるホエイの国際価格が高騰し、明治の主力商品「ザバス」をはじめ大手メーカーの製品が相次いで値上げ・実質値上げに踏み切っています。2年間で価格が2倍を超えた商品もあるほどです。

プロテイン飲料は、噛む力や食欲が落ちてきた高齢の患者さんでも手軽にたんぱく質を補える手段として、退院支援や訪問看護の生活指導で紹介されることが少なくありません。特に、食事量が減りがちな独居高齢者や、筋力低下が気になる患者さんには、具体的な選択肢の一つとして名前が挙がりやすい商品です。

ところが今回の値上がりで、年金暮らしの高齢者にとっては日常的に買い続けるにはハードルが上がった商品になりつつあります。「勧められたから買ってみたけれど、続けるのは厳しい」と感じる患者さんや家族が、今後増えてくるかもしれません。

こういうときこそ、看護師や栄養士の出番です。プロテイン製品だけにこだわらず、卵・豆腐・鶏むね肉・魚肉ソーセージなど、身近で価格も比較的安定した食材でたんぱく質を補う具体的な組み合わせを、あわせて伝えておく。「高いから諦める」ではなく、「代わりの方法がある」と思ってもらえる情報提供が、これからますます大事になりそうです。

よくある疑問

Q.この影響を最初に受けるのは誰?

A.フレイル予防のためにプロテイン飲料を勧められてきた高齢の患者さんや、その家計を管理する家族が、まず影響を受ける立場です。

Q.現場で今すぐできることは?

A.プロテイン製品だけに頼らず、卵・豆腐・鶏むね肉など手頃な食材でたんぱく質を補う具体的な組み合わせを、退院指導や訪問看護の場で伝えておくと安心です。