離床・転倒・徘徊を1台で見分ける新センサー——夜間ケアの優先度づけ、変わる?
エフエージェイが2026年9月10日に提供開始したベッド下設置型LiDARセンサー「RTH-25」が離床・転倒・徘徊・介護者入室を区別して検知し介護者の入室時は通知対象から自動除外することが看護・介護に与える影響は、人手が薄い夜間帯でもスタッフが優先度の高い対応から動ける環境づくりを支援するため、見守り業務の負担配分を見直す材料になりうるという点です。

ニュースの要約
エフエージェイは2026年9月10日、介護施設向け離床・転倒・徘徊見守りセンサー「RTH-25」の提供を開始した。ベッド下に設置する非接触LiDARで入居者の動きを検知し、離床・転倒・徘徊に加えて介護者の入室も判別、カメラや工事は不要でLoRa通信により1台のセンター装置で最大40台のセンサーを管理できる。
現場に影響するルート
- Step 1エフエージェイが2026年9月10日、ベッド下設置型のLiDARセンサーで離床・転倒・徘徊・介護者入室を検知する『RTH-25』の提供を開始した
- Step 2一般的な見守りセンサーは離床の検知が主目的だが、RTH-25は転倒・座り込みや徘徊、居室からの退室も区別して検知し、介護者が入室した際は自動的に通知対象から除外する
- Step 3カメラや工事が不要でLoRa通信によりWi-Fi接続なしに使え、1台のセンター装置で最大40台のセンサーを管理できるため、夜間など人手が薄い時間帯でもスタッフが優先度の高い対応から動ける環境づくりを支援する
- Final Step導入によりスタッフが本来必要なケアに時間を割ける可能性が広がる一方、誤検知や通知の見落としをどう防ぐか、既存の巡回体制とどう組み合わせるかという運用面の検討が新たな課題になる
「離床の通知」と「転倒の通知」、同じ扱いになっていませんでしたか。
エフエージェイは2026年9月10日、介護施設向けの見守りセンサー「離床・転倒・徘徊 見守りセンサー RTH-25」の提供を開始しました。居室のベッド下に設置し、非接触のLiDAR(レーザー光を用いたセンサー)で入居者の動きを検知します。一般的な見守りセンサーは「ベッドから離れたこと」を知らせるのが主な目的ですが、RTH-25は離床・転倒(座り込みなどを含む)・徘徊(居室からの退室)を区別して検知するほか、介護者がスタッフとして入室したことも判別し、その場合は通知対象から自動的に除外する仕組みになっています。
カメラや工事は不要で、センサーが検知した情報はLoRaによる長距離無線通信でセンター装置に送信されます。Wi-Fi接続が不要なため設置のハードルが低く、1台のセンター装置で最大40台のセンサーを管理できる点も特徴です。検知内容はセンター装置の液晶モニターに表示され、チャイムでスタッフに通知されます。
夜間など人手が薄い時間帯は、限られたスタッフでどの通知から対応するかの優先度づけが難しくなりがちです。離床・転倒・徘徊を最初から区別して知らせてくれれば、緊急性の高い転倒対応を優先しやすくなりますし、介護者の入室が自動で除外されることで無駄な通知にも振り回されにくくなります。既存の巡回体制とどう組み合わせるかは施設ごとの検討事項ですが、見守り業務の負担配分を見直すきっかけになりそうです。
よくある疑問
Q.この影響を最初に受けるのは誰?
A.夜間の見守り業務を担う介護施設の職員と、離床・転倒リスクのある入居者がまず関わってきます。
Q.現場で今すぐできることは?
A.今すぐ導入を検討する必要はありませんが、既存の見守り体制でどの通知に振り回されがちかを振り返っておくと、こうした新しいセンサーの利点を判断する際の材料になります。