給湯器『危険』商法で高齢者から22億円——訪問の現場でこそ気づけることがある
警視庁が給湯器の点検商法で高齢者から約22億円をだまし取ったとして会社社長ら8人を逮捕したと発表したことが看護に与える影響は、被害者の平均年齢81歳・認知症や視覚障害のある人も含まれていたという実態を踏まえ、利用者宅を定期的に訪問する看護師・ケアマネジャーが不自然な業者の出入りや契約書に気づきやすい立場にあるという点です。

ニュースの要約
警視庁は、ガス給湯器の点検商法で高齢者から約22億円をだまし取った疑いで、会社の実質的経営者ら8人を逮捕したと発表した。2023年以降約7600件を契約させており、被害者の平均年齢は81歳、最高齢は103歳で、認知症や視覚障害のある人も含まれていた。
現場に影響するルート
- Step 1警視庁が、給湯器交換の必要がない家を訪問し『基準値を超える一酸化炭素が出ている』などと嘘をつき、工事費用約100万円をだまし取った疑いで会社社長ら8人を逮捕したと発表した。2023年以降約7600件を契約させ約22億円を売り上げており、被害者の平均年齢は81歳、最高齢は103歳、認知症や視覚障害のある人も含まれていた
- Step 2手口は丁寧な物腰で高齢者の不安につけ込むもので、実際に契約書へサインしかけた被害者もいたが、家族への相談をきっかけに土壇場で被害を免れた例が報じられている
- Step 3訪問看護師・ケアマネジャーは利用者宅を定期的に訪問する立場にあり、見慣れない作業服の業者の出入りや、不自然な工事契約書・請求書といった兆候に気づきやすい位置にいる
- Final Step利用者の判断能力や生活状況を日頃から把握している看護職は、怪しい勧誘があったと感じたときに家族や自治体へ相談するようさりげなく声をかけることで、被害の未然防止に関われる
「訪問してきた業者、なんだか様子がおかしい」——利用者さん宅でそんな違和感を覚えたことはありませんか。
警視庁は、ガス給湯器の点検商法で高齢者から約22億円をだまし取った疑いで、ガス機器販売会社の実質的経営者ら8人を逮捕したと発表しました。手口は、給湯器の交換が必要ない家を訪問して警報音を鳴らし、「基準値を超える一酸化炭素が出ている」「今契約した方がいい」などと嘘をついて、工事費用約100万円をだまし取るというもの。2023年以降、約7600件を契約させ、約22億円を売り上げていたとみられています。
警視庁によると、被害者の平均年齢は81歳、最高齢は103歳。認知症や視覚障害のある人も含まれていました。実際に契約書へサインしかけた被害者もいましたが、家族に相談したことで土壇場で被害を免れた例も報じられています。
このニュースが示すのは、丁寧な物腰で高齢者の不安につけ込む手口が、日常のすぐそばで起きているという現実です。訪問看護師・ケアマネジャーは、利用者さん宅を定期的に訪問する立場にあり、見慣れない作業服の業者の出入りや、不自然な工事契約書・請求書といった兆候に、家族よりも早く気づける場合があります。
今すぐ特別な対応は必要ありません。ただ、利用者さんの様子に「いつもと違う」業者や書類を見かけたときは、さりげなく声をかけてみる。それだけで、被害の未然防止に関われることがあります。
よくある疑問
Q.この影響を最初に受けるのは誰?
A.一人暮らしや判断能力に不安のある高齢の利用者さんと、その自宅を定期的に訪問する訪問看護師・ケアマネジャーがまず関わってきます。
Q.現場で今すぐできることは?
A.今すぐ特別な対応は必要ありませんが、利用者さん宅で見慣れない業者の出入りや契約書類に気づいたときは、さりげなく様子を尋ねてみると安心材料になります。