首都圏の新築マンション、平均1億円超え——看護師の『職場の近くに住む』が難しくなる時代に
首都圏新築マンション価格が初めて上半期平均1億円を超えたことが看護に与える影響は、勤務地近くに住むための住宅取得コストが上昇し、特に若手看護師の採用・定着に影響し得ることです。

ニュースの要約
不動産経済研究所は2026年7月21日、2026年1〜6月の首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)新築分譲マンションの平均価格が前年同期比13%上昇の1億135万円だったと発表した。上半期の平均価格が1億円を超えたのは統計開始以来初めてで、東京23区は1億4249万円と過去最高を更新した。
現場に影響するルート
- Step 1不動産経済研究所が2026年7月21日、首都圏の新築分譲マンションの2026年上半期平均価格が前年同期比13%上昇の1億135万円になったと発表、上半期として初めて1億円を超えた
- Step 2東京23区の平均価格は1億4249万円と、1973年の調査開始以来の最高を更新している
- Step 3病院・診療所の多くは都市部に立地しており、通勤圏内に住宅を持とうとすると、新卒・若手の看護師にとって取得コストの壁は年々高くなっている
- Final Step住宅取得が難しくなれば、遠方からの長時間通勤や賃貸での居住継続を選ぶ看護師が増え、夜勤明けの負担や将来的な定住・定着の判断にも影響してくる
「いつかは職場の近くに家を持ちたい」——そう思っていた人にとって、少し厳しいニュースかもしれません。
不動産経済研究所は2026年7月21日、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の新築分譲マンションの2026年上半期平均価格が、前年同期比13%上昇の1億135万円になったと発表しました。上半期の平均価格が1億円を超えたのは、統計を取り始めて以来初めてのことです。東京23区に限れば平均1億4249万円と、1973年の調査開始以来の最高を更新しています。
考えてみてください。病院や診療所の多くは都市部に立地しています。夜勤や急な呼び出しがある看護の仕事は、職場からあまり遠くない場所に住みたいと考える人が多い職種です。でも、その「職場の近く」の住宅価格が、これだけ急激に上がっているとしたらどうでしょう。新卒や若手の看護師にとって、マイホームを持つという選択肢は、以前よりずっと遠いものになりつつあります。
住宅取得が難しくなれば、選択肢は自然と絞られていきます。遠方から長時間かけて通勤するか、賃貸暮らしを続けるか。どちらを選んでも、夜勤明けの負担や、将来その土地に根を下ろすかどうかの判断に、じわじわと影響してくるはずです。人手不足が続く看護の現場にとって、「住めるかどうか」は「働き続けられるかどうか」と、決して無関係ではありません。
病院側が住宅手当や借り上げ社宅といった制度を見直す動きは、今後さらに広がっていくかもしれません。まずは自分の職場にどんな制度があるのか、一度確認してみるのもよさそうです。
よくある疑問
Q.この影響を最初に受けるのは誰?
A.まず影響を受けるのは、これから住宅取得を考える若手・中堅の看護師です。特に都心部の病院に勤務しながら家族を持つタイミングで、住宅費の負担の大きさに直面しやすくなります。
Q.現場で今すぐできることは?
A.病院側にできることとして、住宅手当や借り上げ社宅制度の有無・水準を見直す動きが今後広がる可能性があります。看護師個人としては、勤務先が提供する住宅関連の福利厚生を早めに確認しておくとよいでしょう。