ハウスメーカーの倒産、今年上半期は9割増——在宅療養向けの住宅改修、契約前に確認できていますか?
住宅メーカー(木造建築工事業)の倒産が2026年上半期に118件、前年同期から約9割増加したことが看護に与える影響は、在宅療養に向けた手すり設置・段差解消等のバリアフリー改修を依頼していた業者が工事途中で倒産するリスクが高まっており、訪問看護師・ケアマネジャーが業者選定や前払い金の注意点を意識する必要が出てくるという点です。

ニュースの要約
東京商工リサーチによると、住宅メーカー(木造建築工事業)の倒産は2026年上半期(1〜6月)に118件発生し、前年同期から約9割増加した。コスト高や人手不足が主な要因とされる。
現場に影響するルート
- Step 1東京商工リサーチの調査で、住宅メーカー(木造建築工事業)の倒産が2026年上半期に118件、前年同期比約9割増となったと判明した
- Step 2コスト高・人手不足を背景に、資金力の乏しい中小の工務店・ハウスメーカーの倒産が急増している
- Step 3在宅療養に向けて手すり設置・段差解消等のバリアフリー改修を依頼した先の業者が、工事の途中で倒産してしまうケースが今後増える可能性がある
- Final Step訪問看護師・ケアマネジャーが住宅改修の相談を受ける際、業者の経営状況を保証はできないまでも、前払い金の割合や契約内容を家族と一緒に確認する視点を持っておく価値がある
自宅に手すりをつけたい、段差をなくしたい——在宅療養を考えるとき、多くの家庭がまず頼るのが地域の工務店やハウスメーカーです。その足元が、今かなり揺らいでいます。
東京商工リサーチによると、住宅メーカー(木造建築工事業)の倒産は2026年上半期(1〜6月)に118件発生し、前年同期から約9割も増加しました。コスト高や人手不足が主な要因とされています。大手だけでなく、地域に根ざした中小の工務店ほど、この波をまともに受けやすい状況です。抜本的な再生に踏み切れないまま経営が行き詰まり、施主の権利保護が課題になっているケースも報告されています。
バリアフリー改修は、工事の規模としては決して大きくないことも多いですが、依頼する家族にとっては『安心して自宅で過ごせるかどうか』を左右する重要な工事です。それだけに、契約した業者が工事の途中で倒産してしまうという事態は、精神的にも金銭的にも大きな負担になりかねません。前払いした工事費が戻らないまま、工事だけが未完成で残ってしまうケースも起こり得ます。急な入院や退院のタイミングに合わせて改修を急いでいる家庭ほど、こうした空白は痛手になります。
もちろん、倒産するかどうかを事前に見抜くのは簡単ではありません。ただ、訪問看護師やケアマネジャーが住宅改修の相談を受ける際、前払い金の割合を必要最小限にとどめる、工事の進捗に応じて支払うプランがあるかを確認するといった視点を家族と共有しておくことは、無駄にはならないはずです。
よくある疑問
Q.この影響を最初に受けるのは誰?
A.自宅のバリアフリー改修を検討している患者・家族と、住宅改修の相談を受けるケアマネジャー・訪問看護師がまず関わってきます。
Q.現場で今すぐできることは?
A.今すぐ心配する必要はありませんが、改修を依頼する際は前払い金の割合を必要最小限にとどめ、工事の進捗に応じて支払うプランがあるかを家族と一緒に確認しておくと安心です。