労働

「もっと働きたい」人が215万人に増加——看護現場のシフト希望、うまく拾えていますか?

💡 看護への影響ポイント

総務省が2026年8月10日に発表した労働力調査(詳細集計)で、就業時間を増やしたいのに増やせない『追加就労希望就業者』が215万人(前年同期比31万人増)にのぼることが分かったことが看護に与える影響は、看護師や看護補助者の中にもシフトを増やしたいのに希望が通らない人が一定数いる可能性があり、柔軟な勤務時間設計が人材確保のカギになりうるという点です。

ニュースの要約

総務省は2026年8月10日、労働力調査(詳細集計)2026年4〜6月期平均を発表した。就業時間が週35時間未満で就業時間の追加を希望し、追加できる『追加就労希望就業者』は215万人となり、前年同期比31万人の増加だった。

出典: 総務省統計局(2026-08-10の報道)元記事を見る ↗

現場に影響するルート

  1. Step 1総務省が2026年8月10日発表した労働力調査(詳細集計)で、もっと働きたいのに働けていない『追加就労希望就業者』が215万人・前年同期比31万人増となった
  2. Step 2働く意欲はあるのに希望する時間で働けていない人が、全国的に増加傾向にある
  3. Step 3看護師・看護補助者の中にも、扶養控除やライフステージの変化などで『本当はもっとシフトに入りたいが、今の勤務先の制度では希望が通らない』人が一定数いる可能性がある
  4. Final Step短時間正社員制度やシフト増加希望者向けの柔軟な勤務設計が、人材確保・定着の新しいカギになりうる

「本当はもっとシフトに入りたいんですけど……」——現場でそんな声を聞いたことがある方は、少なくないかもしれません。

総務省は2026年8月10日、労働力調査(詳細集計)2026年4〜6月期平均を発表しました。この中で、就業時間が週35時間未満で、就業時間の追加を希望しており、実際に追加できる状態にある「追加就労希望就業者」は215万人となり、前年同期に比べて31万人増加したことが分かりました。

働く意欲があるのに、希望する時間で働けていない人が全国的に増えている——これは人手不足が叫ばれる中で、少し意外な事実かもしれません。「人が足りない」と「働きたい人がいる」が同時に存在しているという、需給のミスマッチが浮かび上がります。

看護の現場も無縁ではありません。扶養控除の範囲内で働くパート看護師や看護補助者、育児が落ち着いてもっとシフトに入りたいと考えているスタッフの中にも、「本当はもっと働きたいが、今の勤務先の制度や慣習では希望が通らない」という人が一定数いる可能性があります。

看護部や人事担当にとって、新規採用だけに目を向けるのではなく、今いるスタッフの「もっと働きたい」という声を定期的な面談などで拾い上げる仕組みを整えることが、人材確保・定着の新しいカギになりそうです。短時間正社員制度やシフトの柔軟な組み方は、その受け皿の一つになりえます。

よくある疑問

Q.この影響を最初に受けるのは誰?

A.扶養の範囲内で働くパート看護師・看護補助者や、育児が落ち着いてシフトを増やしたいと考えているスタッフが、まず該当しやすい立場です。

Q.現場で今すぐできることは?

A.看護部・人事担当は、定期的な面談で『シフトを増やしたい・減らしたい』という希望を拾う機会を設けると、潜在的な労働力を取りこぼさずに済みます。