社会

総合型選抜の面接に「AI不可」、文科省がルールを明確化——看護系進路を目指す高校生の指導、備えはできていますか?

💡 看護への影響ポイント

文部科学省が2026年7月30日に公表した2027年度大学入学者選抜のQ&Aで、総合型選抜・学校推薦型選抜の面接はAIによる自動応答では認められず、評価者が直接評価し受験者が即時にインタラクティブに応答できる方法に限ると明確化したことが看護に与える影響は、看護系大学・専門学校を目指す高校生を指導する養護教諭・進路指導担当が、AI面接対策ツールへの依存だけに頼らない、自分の言葉で志望動機・適性を語れる指導支援の重要性を改めて意識する必要があるという点です。

ニュースの要約

文部科学省は2026年7月30日、『令和9年度大学入学者選抜実施要項等に関するQ&A』をWebサイトに掲載した。総合型選抜・学校推薦型選抜の面接について、評価者が直接評価し、受験者が即時にインタラクティブな応答を行える内容である必要があるとし、AIによる自動応答は認められないことを明確化した。

出典: 朝日新聞EduA(2026-06-08の報道)元記事を見る ↗

現場に影響するルート

  1. Step 1文部科学省が2026年7月30日、2027年度大学入試のQ&Aで、総合型選抜・学校推薦型選抜の面接はAIによる自動応答では認めず、評価者が直接評価し受験者が即時にインタラクティブに応答できる方法に限ると明確化した
  2. Step 2看護系の大学・専門学校でも総合型選抜・学校推薦型選抜(いわゆる年内入試)は主要な入試方式として広がっており、面接評価の重要性が改めて高まっている
  3. Step 3近年、AIを使った面接対策サービスや想定問答の自動生成が受験生の間で普及しており、こうしたツールへの依存だけでは通用しにくくなる可能性がある
  4. Final Step看護系進路を目指す高校生を指導する養護教諭・進路指導担当が、面接で問われる『志望動機・適性』を自分の言葉で語れるようにする指導支援を、これまで以上に意識する必要がありそう

「面接対策、AIに聞けばいいよね」——そう考えている受験生には、少し立ち止まってほしいニュースです。

文部科学省は2026年7月30日、2027年度(現在の高校3年生が主に受験する年度)の大学入学者選抜に関するQ&Aをウェブサイトに掲載しました。この中で、総合型選抜・学校推薦型選抜における面接について、評価者が直接評価し、受験者が即時にインタラクティブな応答を行える内容である必要があると説明し、AIによる自動応答は認められないことを明確にしています。

背景には、いわゆる「年内入試」と呼ばれる総合型選抜・学校推薦型選抜が急速に広がる中で、評価方法の形骸化が問題視されてきた経緯があります。2027年度からは、これらの入試で原則として面接が必須化され、受験生の意欲や適性を多面的・丁寧に評価する本来の趣旨に立ち戻ることが求められるようになりました。

このニュース、看護系の進路を目指す高校生にとっても他人事ではありません。看護系の大学・専門学校でも、総合型選抜・学校推薦型選抜は主要な入試方式として広がっており、面接評価の重要性は今後さらに高まっていきます。一方で、AIを使った面接対策サービスや想定問答の自動生成は、受験生の間ですでに普及しつつあります。今回のルール明確化は、こうしたツールに頼りきりの対策だけでは通用しにくくなる可能性を示しています。

看護系進路を指導する養護教諭や進路指導担当の先生方にとって、AI面接対策ツールを補助的に使うことは否定されませんが、最終的には「なぜ看護師になりたいのか」を自分の言葉で語れるように、口頭でのやり取りを重ねて練習させる指導支援が、これまで以上に大切になりそうです。

よくある疑問

Q.この影響を最初に受けるのは誰?

A.看護系大学・専門学校を目指す現在の高校3年生と、その進路指導・面接対策を担う養護教諭や進路指導担当の教員が、まず関わりのある立場です。

Q.現場で今すぐできることは?

A.面接対策としてAIツールで想定問答を作る場合も、最終的には自分の言葉で志望動機や適性を語れるよう、口頭での練習を重ねておくことが大切だと伝えておくと安心です。