SNS利用『1日2時間』に制限、メタが2.8兆円で和解——日本の子どもたちには他人事か
米メタが子どもの依存対策を怠ったとする訴訟で最大180億ドル(約2.8兆円)の和解に合意し、SNS利用を1日2時間・深夜0時〜6時は利用不可に制限する製品変更を導入することが看護に与える影響は、具体的な利用時間の目安が示されたことで、学校や思春期外来で子どもと接する看護師・養護教諭が保護者と話す際の参考材料になりうるという点です。

ニュースの要約
米メタは2026年8月26日、子どもの依存対策を怠ったとして米国48州等が起こした訴訟について和解に合意した。和解金は最大180億ドル(約2.8兆円)でテック企業として過去最大規模。インスタグラム・フェイスブックで1日合計2時間の利用制限、深夜0時〜午前6時の利用停止、登校時間帯の通知オフ等を全米で導入する。
現場に影響するルート
- Step 1米メタが子どもの依存対策を怠ったとする訴訟で、米国48州等に対し最大180億ドル(約2.8兆円)の和解金を支払うことで合意した。テック企業による和解金として過去最大規模とみられる
- Step 2和解に基づき、インスタグラム・フェイスブックで1日合計2時間の利用制限、依存症・睡眠障害を避けるための深夜0時〜午前6時の利用停止、登校時間帯(午前8時〜午後3時)の通知オフといった製品変更を全米で導入する
- Step 3カリフォルニア州司法長官はこの枠組みを『良い青写真』として他のSNS企業にも追随を促しており、TikTokやYouTube等が続けば利用時間の上限はさらに短縮される可能性もある
- Final Step日本ではまだ同様の法規制は本格化していないが、思春期外来や学校で子どものSNS利用に悩む保護者と接する看護師・養護教諭にとって、『1日2時間』『深夜0時〜6時は利用不可』という具体的な数字は、話をする際の一つの目安として参考になりうる
『うちの子、スマホばかり見ている』——そんな悩みに、具体的な数字の目安ができました。
米メタは2026年8月26日、子どもの依存対策を怠ったとして米国48州等が起こしていた訴訟について、和解に合意しました。和解金は最大180億ドル(約2.8兆円)で、テック企業による和解金としては過去最大規模とみられます。メタは和解に基づき、インスタグラム・フェイスブックで1日合計2時間の利用制限を設けるほか、依存症や睡眠障害を避けるため深夜0時から午前6時までは利用できないようにし、午前8時から午後3時までの登校時間帯には通知音を消す仕組みを全米で導入します。いずれも保護者の許可がなければ解除できません。
カリフォルニア州司法長官はこの枠組みを『良い青写真』として他のSNS企業にも追随を促しており、TikTokやYouTube等が続けば、利用時間の上限は業界全体で1時間にまで短縮される可能性もあります。訴訟では、メタの社内文書に「ティーンは使用に関し、依存者として話をする」という記述があったことも明らかになっており、企業側がそうした実態を把握しながら対策を先送りしていた構図も浮き彫りになりました。
日本ではまだこうした規制の議論は本格化していませんが、思春期外来や学校で子どものSNS利用について保護者から相談を受ける看護師・養護教諭にとって、『1日2時間』『深夜0時〜6時は利用不可』という具体的な数字は、話をする際の目安として意外と役立つかもしれません。
よくある疑問
Q.この影響を最初に受けるのは誰?
A.米国のインスタグラム・フェイスブック利用の未成年ユーザーとその保護者がまず対象ですが、思春期外来や学校で子どものSNS利用の相談を受ける看護師・養護教諭にとっても無関係ではありません。
Q.現場で今すぐできることは?
A.今すぐ日本で同じ制限が始まるわけではありませんが、『1日2時間』『深夜0時〜6時は利用不可』という具体的な数字を、保護者への声かけの一つの目安として知っておくと役立ちます。